メール
もう10年以上前になりますが、地域課の次席と騎馬隊長を兼務していました。もちろん馬に乗れない騎馬隊長です。
騎馬隊の庁舎は本部から相当離れておりますし、少ない人数で勤務しているところから、本部からの意思なども詳しく伝わらない可能性もあり、また身上を把握することも本部勤務員よりもはるかに難しい状態でもありました。
もちろん、週に一度はバイクに乗って、途中で差し入れの豆餅を買ってから騎馬隊の勤務地に出かけていたのですが、それだけでは不十分だと思い、何かできないかと考えたのが、全所属員に対する組織内ランを使ったメールの送信です。
日常の話であったり、指導教養であったり、はたまた家族の話であったりと取り留めのない話をメールに乗せて、休務日以外は毎日送るようにしました。
警務課の次席に異動してからも、犯罪被害者支援室、採用、人事と部屋が異なっていたことから、ここでも毎日メールを送っており、いつしか「おはようメール」と名付けられていました。ときどき、送信を怠ると「来ていない。」とお叱りを受けることなりますので、毎日かかさず送っていました。
もちろん、じっくり読むような文章の量であれば、業務に負担を与えてしまうので、朝の準備時間や昼の休み時間などに見られる文章にしていました。
その後も退職するまで、勝手に送信していたのですが、辞めるに際して「自分にはこれしか出来ない。」と思い立ち、ブログで勝手にアップすることにしました。
ある程度の文章を投稿してきましたが、、読み手にそんなに時間があるわけではありませんので、これからは通勤や退勤などの時間にチラッと見られるくらいの文章の量にしようと思います。
言葉
もう20年以上の前のことでしょうか。新任配置時代にお世話になった係の懇親会の幹事を引き受けて会を開いたところ、「お前でもこんなこと(幹事)ができるようになったんか。昔は横着やったのに。」と言われたことがありました。
なんでお前に言われなあかんねん。おまえが何を教えてくれたや。いじめることしかせえへんかったやないか。おまえは大嫌いやねん。
と言いたかったのですが、言わなかったです。その人はもうOBだったのですが、当時はハラスメントなんて言葉を聞いたことも無い時代でもありました。
管理職になってから、卒業配置についている警察官にそんな思いはしてもらいたくないな。楽しく仕事をしてほしいなと思っていたところ、新任警察官の刑事研修中に涙を拭っている警察官を見ました。
ちょっと探ってみると刑事の係長から「こいつは横着や。」「誰がそんなこと言ったんや。」などと厳しく指導されているみたいでした。
昔の自分を見ているみたいで、やるせない気持ちになり、一歩間違えば、パワーハラスメントやモラルハラスメントになるのではないかという危惧よりも、泣いていた警察官が気になりましたので、ちょっと呼び出して聞いてみました。
「どうや。先輩たち。」と声を掛けますと「地域は優しい係長で、刑事は厳しい係長で勉強になっています。がんばります。」とニコニコと笑って話してくれました。
内心はどうであれ、私よりずっと大人です。みんな元気に楽しく仕事をしてほしいなと思いました。
新しい部署にきて、同じような係長をみたり、新人警察官を見ると、あのときの泣いていた警察官は元気にやっているかな。あのときの係長はどうしているだろうかと思い返したものでした。
「楽しく仕事をする。」というのは「おもしろおかしく過ごす。」というものではなく、「達成感を得る仕事」が出来ているのかということであり、きっと「あのときはしんどかったけど楽しかったな。」「また一緒に仕事がしたいな。」と思っていることを願っていますし、そうなってほしいです。



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