昨年7月、千葉県松戸署が、セーラー服のような衣装を着たVチューバーをご当地アイドルとしてデビューさせた芸能事務所に依頼して、Vチューバーが自転車に乗ったときの安全確認や保険加入の重要性を説明した動画を作成してもらい、交通安全の啓発を行いました。
ところが、9月上旬に千葉県警が全国フェミニスト議員連盟から動画は性的対象物として強調されているなどとして抗議を受けると作成者に断りなく、掲載期間終了前に動画を削除して、その理由を「交通安全を啓発する本来の目的と異なる意図が伝わると懸念されたため」としているが、全く理由になっていません。
上記のことはマスメディアで報道されていることからご存じの方も多くおられると思います。ただ、報道の目線とは違って、警察組織の本質の問題と考えるとまだまだ闇は深いと思えるのです。
まず、署が独自で行っている交通安全活動や犯罪抑止活動については「予算」がついていませんし、毎年何度となく行われている活動を千葉県下すべての警察署に予算を付けること自体が叶わないでしょう。
しかし、交通事故を減らしたり、犯罪を抑止することは警察活動の根本でもあり、それを一般の方に働きかける活動をする必要があることから、交通安全活動や犯罪抑止という目的に賛同されている方の浄財を使って活動することとなるのです。
行政的な権限でいうと県警のトップである本部長と署長は同じであり、本部に伺いを立てることなく、独自の交通安全活動や犯罪抑止活動をすることとなります。
マスコミが誤解するのが、「税金を使って何をしているんだ。」という批判の仕方をしますが、「税金」で交通安全活動や犯罪抑止活動のための啓発の動画を作ったり、有名人を招いている(私自身はあまり良いとは思えませんが。)わけではなく、主旨に賛同された方々の浄財を使っているのです。もちろん、どういうものに使うかということは地元の人に説明して、賛同を得たからこそ、浄財が使えるのです。
Vチューバーの動画についても、千葉県松戸署が地元のご当地アイドルを活用しようとして、地元の人の賛同を得て、浄財を使って、芸能事務所に動画を作成してもらったものと思います。
だからこそ、千葉県警察本部が動画を削除させたということが問題であり、松戸署の現場警察職員が死亡事故などを抑止するために地元の人の浄財を使わせてもらって、何とか知恵や汗を結集した思いや活動が踏みにじられたとしか感じ取れません。
まさしく、これこそが警察組織の「ことなかれ主義」と言えば良いのか「現場の職員がやっていることは正しい」という主張や抗議を行うのではなく、お題目のように「言われなき抗議は受けつけない。」などと言っているにもかかわらず、声の大きいマスコミや政治的公務員に抗議を受けると「これ以上、炎上するのはまずい。」と現場職員の思いや地元の人たちの気持ちを考えることなく、一方的に動画の削除を命じてきますし、あとで記載しますがそのことは如実に千葉県警のコメントから窺うことができます。
続きます。



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