Eva(公益財団法人動物環境・福祉協会Eva)

組織は嘘をつくⅡ

巡査
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 大学を卒業するときには、「長崎に帰ろうか。」「転職しないといけないな。」などと逡巡していました。

 しかしながら、自分で望んだわけではないにしろ、刑事の試験を受けることとなり、運よく合格したものの、「夜学に行っているやつは要らん。」という本部の一言で、その道も無くなりました。

 同じように大学に通っていて、卒業と同時に同じように巡査部長になった同僚は、受験資格を取得したために、中級(二種)の国家公務員試験に挑み、見事合格されたので、労働省(現厚生労働省)に転職していきました。

 自分のやりたいことって何だろうって考えたならば、「何だったんだろう。」と思います。

 警察官を続けるのであれば、あれほど苦労して4年で大学を卒業する必要もなく、行く必要も無かったのかもしれません。もちろん給料があがるわけでもないのです。

 機動隊に行ったときには、本当に何度も辞めようと思いましたし、刑事に入れると言いながらも大学に通っているということで入れてもらえませんでした。

 「働きながら大学に通える。」本当ですか。

 「刑事になれる。」ほんまに。

 「管区学校に入校しても大学の試験を受けにいける。」何度も頭下げた。

 最初から、嘘をついた訳ではないとおもいます。

 「(初任科と次の教養課程を終えれば)働きながら大学に通える。」

 「(大学を卒業するか辞めれば)刑事になれる。」

 「(管区学校の許可が下りれば)入校していても試験を受けに行ける。」

という条件の説明が無かったのだと思うようにしていました。

 説明が足りないから、結果として嘘になるということですが、これはしっかりと引継ぎをしたり、情報として共有しておかなければ、どこかで働いている者の心が折れることになるでしょう。

 組織は人なのですが、それは当人だけではなく、上司がしっかりと身上を把握しておかなければならず、階級が上がるにつれ、役職につくにつれ、自分自身の悔しさを糧として、ひとりひとりの部下をしっかりと見ていき、必要なら、組織に意見をしようと思った原点です。

 

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