Eva(公益財団法人動物環境・福祉協会Eva)

何を分かっているのか

組織
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 仕事の中には、「課や係を超えているもの」もたくさんあります。例えば「当直」です。官房だけではなく、刑事、生安、警備などと係の枠を超えて、当直時間中に警察の仕事全般を扱うことになります。

 「俺は、生安だから遺失拾得は扱えないし、しない。」ということにはなりませんし、仕事の内容だけではなく、「俺は警部だから遺失拾得は扱わない、電話交換なんかするかい。」というわけにはいきませんから、階級すらも超えて仕事をすることになります。

 本部にも庁舎警備はありますし、当直もあります。その当直や庁舎警備の勤務を決めているのは、総務課です。しかしながら、公用車の駐車枠を決めているのは、装備課で、庁舎の管理をしているのは、会計課となり、仕事をさせているのは各々、課が分かれますが、本部に勤務するほとんどの職員が、本来の業務でない庁舎警備や当直を分担して行っているのです。

 では、署において、庁舎警備や電話交換を行っているのは、どこの係でしょうか。それは、その係の業務なのでしょうか。当たり前のように警務係が来訪者の受付や電話の取次ぎ、庁舎警備を行っていますが、それは警務係の本来の業務ではありません。大きな警察署であれば、各課持ち回りで庁舎警備に立ったり、受付業務を行ってもいます。

 同じ警務係の仕事というのであれば、一階に留置管理係をおいて、本来の業務と一緒に来訪者の受付や電話の取次ぎをしてもらっても良いのです。もちろん刑事課や警備課でも良いのです。

 庁舎の一階に執務室があるというだけで、来訪者の受付や電話の取次ぎを行っているだということを分かっていますか。

 衆人環視の中で休憩を取って、昼ご飯を食べているということが分かっていますか。

 呼び出しをしたり、折り返し電話がかかってくることが予想されたり、電話で問い合わせたりしているにもかかわらず、警務係に連絡をしていないことはありませんか。

 自分がやるべき仕事を中断されるということも多く、護送や廃棄物の回収などで、門扉を開けに行くことも度々あるのです。

 警務係という仕事を例に挙げさせていただきましたが、組織や業務で自分だけの仕事をしていたら良いということはありませんし、その係に業務外のことが集中していることもあります。

 その仕事に対して、「思い遣り」や「気遣い」が出来るようになってください。そして、そこで勤務されている方の気持ちが和らいだり、気持ち良く働けるように考えるのが幹部の仕事であるということを今一度よく考えてください。

 決して、自分の係が優遇されているのでは無いということを考えて欲しいのです。

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