Eva(公益財団法人動物環境・福祉協会Eva)

的確な指揮

指揮

 ここで記載することは自分で経験したことと同じように感じてもらったり、ときには「それは違うのではないか。」と疑問をもってもらい、少しでも参考になるのであれば活用してもらったらという気持ちで記載しています。

 少なくとも私自身が捜査経験が20年ほどありますし、実践的な指揮官としての警部補からは30年ほど、警部から20数年経っていますので、それなりの経験をしていることや署長をはじめとして責任を取る立場としても事件などを判断してきたことから、あくまでもひとつの考え方として参考にしてもらったら良いと思って記載しています。

 「時間外勤務の縮減」ということが言われて久しく、また「働き方改革」ということも言われています。「働き方改革」というのは仕事を減らして、その分を私生活に充てるというものではなく、私生活を充実させることによって、仕事の質を向上させ、その結果として仕事の時間がす短縮することが出来るというものです。

 警察の仕事の質を向上させるためにはどうしたら良いのかというと、例えを「捜査」とするのであれば、「緊急逮捕の逮捕状請求を60分以内で行う。」とか「書類を合理化する。」などがありますが、少人数で短時間に結果を出すということになるでしょう。

 多くの人数を使って、多くの時間を費やせば大抵のことは出来ますし、そこには指揮が不要なのかもしれません。「三人寄れば文殊の知恵」ではありませんが、警察官は一人でも職務執行をする権限を持っていますので、大抵の仕事は解決するのです。

 しかしながら、そこに指揮が不在であれば、時間がかかる結果となってしまい、地域警察官なら本来の仕事である街頭警戒がおろそかなってしまうことになります。街頭警戒無しに、いくら「自転車に鍵をかけましょう。」と自主防犯を訴えても自転車盗は減ることはありませんし、刑法犯認知件数が自然と減るということはありません。

 臨場する警察官に対する的確な無線指示がなければ早期に現着することも出来ません。「学校に関係者あり」と無線で指示したとしても、関係者がいるのは、学校の保健室なのか、校長室なのか、それともグランドなのか、学校に到着しても分からないまま、時間が過ぎていくことになります。

 聞き込み捜査において、「不審な人は通りませんでしたか。」などと聞き込みをしてしまうと、聞き込みされたほうでは、「家族や知人」は「不審な人」には入りませんので「通ってません。」という結果になってしまいます。

 ですから、捜査や警戒あるいは施策であっても、的確な「指揮」「指示」が必要になるのであり、仕事の質を向上させるためには、その的確な「指揮」「指示」が要諦であるということを考えてもらいたいと思います。

コメント

タイトルとURLをコピーしました