巷の桜は散ってしまっていることが多いですが、これからは山桜や御衣黄などの季節になるので、まだまだ桜は楽しめそうです。この時期には、一緒に退職した同僚たちは新しい職場で働いているころだと思いますが、新しい生活や環境に馴染んでるかなと少し心配になったりもします。
私自身は、もう何年も前から組織による再就職の斡旋は断ろうと思っていました。さりとて、国家公務員になってしまいましたので、現職中の就職活動は出来ませんので、退職後に就職活動をすることになりました。
在職中に再就職の斡旋を断るとなぜか外部にまで広がって「あの人は変わり者だ。」などと吹聴されていたようですが、私自身としては、一般人から警察職員になって、警察職員から一般人に戻るだけですし、どんな階級で辞めようとも年金をもらえる歳までは何とか働いていかなければならないのは誰もが同じだと思います。
ですので、たまたま、この階級で辞めることとなりましたが、だからと言って唯々諾々と、私と一緒に働いてくれた人たちの頭を飛び越えて、有利な条件で再就職することは、もやもやとすると同時に私の生き方とは違うと思ったからです。条件等を聞かずに組織からの斡旋は断ったのですが、決して、斡旋を受けた同僚たちを批判しているわけではありません。
退職の内示が入ったころに、昇任異動の内示を受けた係長が部長室に入って来ようとしていました。私自身、部長室はドアを開放していますし、ノックも礼も要らないと言っていたのですが、滅多に部長室に入ってくる係長ではありませんので、「決裁か。」と声を掛けました。
すると彼は「お世話になったお礼に」というので、座ってもらうと彼は、私とは一緒に勤務をしたことは無いが「帳場で応援に行ったときに気軽に声を掛けてもらった。」「辛いときにも声をかけてもらって有難かった。」「近くで勤務になって、また声を掛けてもらった。」ということをつまりつまりながらも一所懸命お礼を言ってくれました。
話し半分で、「良くそんなことを覚えているな。」と思いながらも落涙しそうになり、「そうか。そうか。新しいところに行っても大変だと思うけど楽しくな。」と声を掛けました。
私は「ありがとう。」と何度か言いながら、部長室の外まで見送りしたのですが、本当に彼という部下と一緒に仕事が出来て良かったと思いますし、心から「ありがとう。」と言わせてもらいました。本当に支えられて仕事をしてきたと思います。だからこそ、就活も私自身でがんばらないといけません。



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