Eva(公益財団法人動物環境・福祉協会Eva)

リスポンスタイム

地域

 「リスポンスタイム」というのは、英語の発音的にどうかなという一般では使わない、まさしく「警察用語」だと思います。

 「リスポンスタイム」の定義は「110番通報があって、パトカーに指令を出した時間から関係者と警察官が接触した時間まで(パトカーより交番等の警察官が早かった場合はその時間を取る。)」ということになります。

 初動捜査の要諦は「犯人の検挙」「被害の拡散防止」「証拠の確保(証拠品の散逸防止)」であり、リスポンスタイムが早ければ早いほど達成が可能となります。

 単に早ければ良いというものでもありません。当然ながら「的確な指令」が必要となります。以前に少し触れましたが、ただ場所を指示しても関係者がどこにいるかを的確に指令しなければ関係者と接触出来ませんし、接触できるように警察官を「誘導」することも指令の重要な任務となり、リスポンスタイムの短縮となるのです。

 また、110番を受理したときの「的確な判断」も必要となります。「住宅街でもめごと」と110番受理しても、単なる口論や親子喧嘩であろうということでパトカーに指令することなく、交番から現場に向かわせたところ、実際は「結果の発生が重大」になる事案もあることから、「大きく構える」ことや「的確な判断」に基づく指示が重要となるのです。

 「リスポンスタイム」を短縮出来れば、初動捜査の要諦が達成できるのかというとそうではありません。そこで求められるのは現場に駆け付けた警察官の「現場執行力」が求められることとなります。

 犯人が逃走しているなどの現場の状況をいち早く組織にのせることが肝要となります。関係者と早く接触できても、現場の状況や関係者の話しを聞きながら無線で通報したのなら、逃走している犯人の確保は時間の経過とともに難しくなりますし、被害も拡散するおそれがあります。

 事案によっては、無線をつなげたままにして、関係者から聞き取りなどをすることによって、傍受している指令や同僚などは「これは手配しなければ。」「この事件は〇〇だ。」と事案判断をすることも出来ます。

 個々の警察官の「現場執行力」が、組織としての「事案対応力」と変化していくのですが、これらの「リスポンスタイムの短縮」「現場執行力」「事案対応力」が初動捜査の強化ということにつながっていくのです。

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