警察では、剣道や柔道を勤務とする特別練習生のほかにけん銃や逮捕術などの特別練習生もいて、そのスパーンは年単位となってきますが、この時期に特別練習を終わるであろう人たちもいます。
例えば、機動隊や管区機動隊員として、異動した者は、「新隊員訓練」という負荷をかけた訓練がありますし、交通機動隊であれば、四輪や二輪の「新隊員訓練」があります。
剣道が強いばかりに逮捕術特練生となり、それを卒業しながら、署の交通課に勤務して、やっと憧れの白バイに乗るために交通機動隊に異動となって新隊員訓練を受けている後輩とメッセージでやり取りをしていると怪我することなく、打ち上げをしてほしいと切に思います。
警務課の次席をしていたときには、山口県や福岡県まで採用者を求めて、試験の面接に出かけていました。総務課の補佐をしていたときも面接官をさせていただきました。
今は異なりますが、当時は、警察官採用試験の個別面接は必ず人事委員会1名と警察幹部2名という構成で面接を行っていました。
面接をした警察官とその後に遭うことは多く、会話はあるものの、私が面接官だったということはほとんどの方は覚えておらず、全く緊張していてわからなかったという方もいます。
女性の面接官をしていると人事委員会の人と「心が洗われましたね。」と感想を言いながら帰ることが多かったのですが、ある日、隣の部屋で大卒程度である男子警察官Aを面接してきた警察大学での同期生に出会いました。
その面接官は本当に恐ろしい顔をしていて「最低、最悪」とぶつぶついいながら通り過ぎていきました。
当時は、2チャンネルに警察官の採用試験の面接状況を「あの面接官は刑事に違いない。」とか「なんや。あいつ。」とか投稿し放題で、かつ罵詈雑言でしたので、まさしくそれを体験した面接官だったと思いますが、陰口を投稿するような者は警察官には必要ないので、よく見極めていたかもしれません。
一方で、昼ご飯後に午後からの面接に人事委員会の方と「昼からもわくわく出来るでしょうか。」と言いながら会場に向かうため、エレベーターに乗り込んだところ、身長は170センチくらいでしたが、体重は優に120キロはありそうで、かつ両耳は餃子状態という黒いスーツに身を包んだ、汗だらだらの男子が走りこんできました。
気になって「面接間に合うか。」と声を掛けると、普通なら「大丈夫です。」とか「はい」と返事するのでしょうが、いきなり、「今、電話がかかってきました。」と話してきたのです。
おそらく、遅刻しそうだと心配した採用係員が携帯電話にかけてくれたんだなと思いながらも、一所懸命走ってきたから、そのような返事になったのだとついつい笑ってしまいました。
人事委員会の人と「あの子面接したかったな。」と言いながらも、午後からの面接にのぞんだのですが、そこでは一所懸命に自分を飾っている男子が居て、誰が聞いても分かるような返答であり、誰が教えているのか容易に推測できるのですが、それをつついて質問をしてみると正直に「ごめんなさい。」と言える男子で、当然ながら人事委員会の方と笑いながら、面接させていただいた思い出があります。
きっとみんな良い警察官になっているでしょう。



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