警察官を拝命してから、警備理事官として外国に赴任出来るということを知って、「外国に行ってみたい。」という憧れと外国語が苦手でも警備理事官なら何とかなるだろうという安易な考え方から、警備警察を目指そうと思い、そのとおり希望を出したところ、異動先は「警備部機動隊」でした。
異動先の希望は、若干、夢破れてしまったものの、上司の勧めもあって、刑事となって某署で勤務していた際、「警備理事官募集」の通達が来て、早速、任地を「レニングラード(現在のサンクトペテルブルク)」として、次長(現在の副署長)に申し込みました。
その日は、庁舎外に捜査に出かけていたのですが、刑事課長から至急、本署に戻るように連絡があり、何事かと戻ってみると署長からの呼び出しであり、「警備理事官に応募しても、当警察としては何のメリットも無い。だから断っておいた。」というものであり、次の年も警備理事官の応募通達が来ていたのですが、通達を見る前に、事前に署長に呼ばれて「お前なら受かるだろうから、応募はまかりならん。」と釘を刺されてしまいました。
警部補になったときにニュージーランドやオーストラリアの刑事警察を視察に行けるという募集があり、当警察からは1名が行けるとのことでしたので、次長の勧めもあって、「先輩方もたくさんいるし、無理だろう。」と思いながらも、論文試験に受かったので面接に行くと前出の署長が警務部参事官として面接官をされていて、「まだそんなことを考えているのか。」と一喝されて、当然の如く、選ばれることはありませんでした。
警部試験の面接に行った際には、生活安全部長として、前出の署長が面接官としておられ、「俺の言うことを聞いていたから警部にもなれるんや。」と言われましたが、正直、「はふん。」というのが感想でした。
警察庁に警視で出向していたときに、同じく出向してきていた警部から「外務省に出向してオーストラリアに行く話がありますが、警察庁で3年、警察を離れて3年となるので逡巡しています。」と相談を受けました。
自分自身の過去の経緯もあって、即断で「行ってこい。自分の人生や。」と背中を押しました。その彼も今では無事に警察に帰ってきていて、立派な所属長になられています。



コメント