この時期から夏にかけては昇任試験が続くと思います。大変だとは思いますが、自分の能力を活かす一つの手段でもありますから、がんばってもらいたいと思います。
巡査部長試験に挑んだときの話しをしようと思います。巡査部長の昇任試験の面接には3回行きました。上司に「おまえだけは警視にさせない。」と吹聴されながら警視の選考試験も3回行きました。
巡査部長昇任試験の2回目の面接のときです。外勤(今の地域)課長と交通企画課長(国交省から来ていたキャリアの方)が一部屋となっている面接会場で、交通企画課長から「酒気帯び運転を取り締まるならどこで取締りをしたらよいか。」と質問されました。
私は「広い幹線道路が適当だと思います。」と答えたところ、「酒を飲んでいる人間は警察官に見つからないように細街路を走っているんじゃないの。」とさらに問いかけられたので「視認性や停車を求める際の警察官の受傷事故防止にも配意する必要があります。」と答えました。
それでもいろいろとしつこく質問をされてくるので、数回のやりとりがあった記憶があります。そのあとにも他の部屋で面接を受けて、署に帰るといきなり次長(今の副署長の立場)に呼ばれ、「お前、面接で何をしてきたんや。」と言われました。
その後に署長にも呼ばれて、外勤課長から「交通企画課長と議論している生意気なやつがいたから落第点つけてやった。」という電話が入っていたみたいで、署長から「お前は黙っていても受かるだけの評価を出していたのに。」と叱られてしまいました。
もちろん、巡査部長試験に受かるはずもなく、翌年、3回目の面接に行ったところ、前年と同じ交通企画課長が面接官で「また来たか」というだけで、質問も無く、この年に巡査部長試験に合格させていただきました。
きっと私は生意気な巡査だったのでしょうし、そのようなご指摘を受けたことも過去には何度もありました。昇任試験においては、議論はするなと言われたこともありました。しかしながら、評価は所詮、他人がつけるものでありますし、自己の価値観と異なることもあると思います。
今では昇任試験だけではなく、採用試験や専務の適任者試験の面接官を数多くしてきましたが、議論をしたか否かということはあまり関係ないように思います。けれどもチャンスがあるなら一回でもぎ取りましょう。「まだ早い。」ということは全くありませんし、経験することで実力もしっかりとついてきますから。



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