6月21日は二十四節気の十番目である「夏至」でした。
太陽が最も北に寄り、北半球では昼が一番長い日になり、北極では太陽が沈まず、南極では太陽が現れないという現象が「夏至」です。
当然ながら、日本においても一番昼が長く、夜が短い日を意味するのですが、大抵は梅雨と重なることが多いために、あまり実感は無いのかもしれません。反対に、今年は「梅雨はいつだったのだろうか。」という晴天だったために「昼が長い」という実感すらなかったのではないでしょうか。
昼が長いということは、夜が明けるのも早いのですが、明け方には、「明け」「夜明け」「暁(あかつき)」「東雲(しののめ)」「曙(あけぼの)」「黎明(れいめい)」「払暁(ふつぎょう)」「彼誰時(かはたれどき)」といった言葉があります。
空が明るくなり始めることを「薄明」と言いますが、星が見え、暗さが残る段階までを「明け方」、日の出前でも十分に空が明るい段階を「夜明け」と区別したりします。
「暁」という言葉は、昔は「未明(あかとき)」つまり、空が明るくなる前の状態を表し、その後、「東雲」「曙」と変わっていくのです。
「暁」は「未明」から平安時代に変化した言葉で、「東雲」は、灯かり取りに「篠竹」で編んだ網が使われており、その編み目をさして、灯かり取りの意味に転じて、東の空の夜明けの薄明りを指すようになりました。
「曙」は「朱(あか」色が「仄(ほの)か」に出るという薄暗い様子を指し、「暁」の終わりころを言います。
また、時間帯を示すものとしては「朝朗(あさぼら)け」「あした」「有明」という言葉もあります。
言葉は、時代とともにどんどん変化して来ますが、人生は時間そのものだからこそ、今日という日を待ち望んで迎え、光を浴びて、生き生きと過ごして欲しいと思います。



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