Eva(公益財団法人動物環境・福祉協会Eva)

船舶免許

警部

 もう30年近く前になりますが、日本海が見える署の刑事課長として赴任しました。

 当直時間といってもこれといった取り扱いも無く、一緒に当直に就いていた船舶の機関士から船についてのいろいろな話を聞いていたところ、船舶の免許は民間の教習を受けないとなかなか取れないということも話されていました。

 それなら、教習などお金をかけないで船舶免許を取ってみようと思い、機関士に話しを向けてみると「絶対に無理」と断言されるので、「試験一回で免許を取得するよ。」つまり「一発免許」なら「何か奢れよ。」と言い、取れなければ私が機関士に何か奢るということで、船舶免許の取得に挑むこととなりました。

 高校生のときにもオートバイの一発免許に挑んでますので、20年ぶりの「一発免許」の取得に挑むことになったのですが、当時は、4級船舶免許(現在の2級小型船舶操縦士)の教習に通うと20万近くのお金が必要だったのですが、一発免許だと受験料12,000円で済むのです。

 署にあった舟艇で少し運転の練習をしてから本番の試験に挑んだところ、民間の教習所出身で無かったことから、受験番号1番を指定され、身体検査、学科試験を経て、実技試験となりました。

 実技試験では、最初に船舶のエンジンルームの中の部品の名称について聞かれたのですが、何とかあてずっぽうで答えて切り抜けました。

 船舶の運転はさほど難しいものでもなく、8の字走行や救助の運転を行い、気が緩んだのか、最後の着岸させるのに岸に突っ込みそうになり、このままでは着岸は難しいと思って、試験官に「やり直して良いですか。」と聞くと冷たく「やり直しは不合格」と言われましたので、根性と腕力でなんとか船を横付けで着岸させることに成功しました。

 なんとか一発で合格させていただき、今まで免許も更新してきましたが、退職してからも船を運転する機会には未だ恵まれていません。

 北部署には、2年居ましたので、他の警察職員に対して、教習に行かずに船舶の免許を取る講習を署内で実施し、その後、10名以上の署員が一発で船舶免許を取得しましたが、機関士から何か奢ってもらうということはしていません。

 因みに私は調子に乗ってしまったていたことから、2年目には「潜水士」の試験を受けて、これも合格しましたが、今まで潜らせたり、潜ったことは一度もありません。

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