明けましておめでとうございます。
元旦もひとりで迎えることとなり、少し、人のためにということをしてきました。三が日はする予定です。
実家で正月を迎えていたときには自分なりに暮れになると酒屋に行って、屠蘇散をもらい、日持ちする田作りや膾などを作ったりして、お節の用意をして、正月になると三段のお重に詰めて、近所の氏神さまに家族で初詣に出かけて、家族分のお守りを頂いたりもしていました。
お節は元々、「お節供」や「節会」の略で、五節句の祝儀料理全てを言っていましたが、のちに最も重要とされた日の節句の正月の料理を指すようになったみたいです。
お節には祝い肴三種があり、「煮しめ」「酢の物」「焼き物」となります。関西では「黒豆」「数の子」「たたきゴボウ」ですが、私なりには「たたきゴボウ」よりも「ごまめ」のほうがしっくりいきます。
お節は、火を通したり、干したり、酢に漬けたりするとともに味を濃くすることで日持ちがするようにしており、これは歳神様を迎えて共に食事をするという雑煮を作る火以外は火を避ける風習に基づくものと家事から女性を解放するという要素があったみたいです。
八坂神社の「をけら詣り」に出かけて吉兆縄に移して、くるくると回しながら持ち帰った火で雑煮を作ると1年を無事に過ごせるとされているのですが、私が警察官を拝命したころには京阪電車の中でもくるくると火が消えないように縄を回していました(今は出来ません。)。
お節を重箱に詰めるようになったのは近年のことですが、これは「めでたさを重ねる」という縁起を担いだものです。
祝い肴にも意味があって、小さくてもお頭付きで「まめなこと」を表す「ごまめ」(田作りとも言いますが、田作りより小さいものをごまめということもあります。)や子宝や子孫繁栄を祈る「数の子」、元気に働けるようにという「黒豆」、細く長く幸せにと願う「ごぼう」、喜ぶをかけた「昆布巻」、長い髭を生やし、腰が曲がるまで長生きが出来ることを願う「海老」などがあります。
いつまで健康年齢でいられるか分かりませんが、先人たちは「歳神」さまを我が家にお迎えして祝うという新年最初の行事を大切にしていたのだと思います。
生きるための知恵であり、五穀豊穣を祈って、健康であることを願い、歳神さまが子孫繁栄を見守って下さり、たくさんの幸せを授かるために正月という行事を大切にしてきたのだと思います。



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