Eva(公益財団法人動物環境・福祉協会Eva)

みんな通って来た

地域

 警察学校を卒業した新任警察官が配置となったり、異動の季節となり、新しい気持ちで仕事に取り組んでいる方もたくさんおられると思います。

 過日、実家の整理をして古い写真が出てきましたが、その中に新任警察官として、五条署に10名の仲間と配置となり、申告している様子や署長以下の幹部と集合した写真があり、一入、懐かしく思い出しました。

 以前、署長をしていたときも、執務時間を過ぎても新任警察官が指令室の前にたむろしていましたので、地域課長に早く帰すように言いますと「寮への帰り道が分からないみたいです。」と返って来たことがありました。

 「なんだ。そんなことか。」と思いそうですが、新任警察官は全国のいろいろなところから出てきていたりしていますし、住んでいた警察学校からいきなり署に配置されて「帰れ」と言われても、京都市内出身者であっても自宅まで帰るのを迷うでしょうからなおさらだと思います。

 卒業した警察学校から自分たちで公共機関を乗り継いで来たわけでもないのですから、分からないことが当たり前だと思います。通勤を経験したからこそ言えるのであって、相手のことを慮れば、簡単に「帰れ」ということは冷たい言葉であったかもしれません。

 はじめは誰も知りませんし、警察官になったときはみんなそうだったと思います。私自身忸怩たる思いで、警察官として配置された者に対する配慮が足らなかったと痛感して、帰り道などをしっかりと教示するようにと幹部に指示をしました。

 私自身、新任配置で寮から配置署に通うこととなったのですが、卒業配置の次の日に、どのバスに乗ってよいか分からず、さらに大きな通りの近くの署だと思っていたこともあって、烏丸通りと堀川通りを間違って、堀川通りで降りてしまい、遅れたら大変と走って署に行ったことも思い出しました。

 当時は、初任科を卒業して署での研修を終えると「ひとり警ら」も当たり前の時代でもありましたので、四条通りの交番勤務時代に、卒業配置の後輩に対して「自分は武道をしてから交番に行くので電車に乗って一つ目の駅で降りたら交番があるから先に行って。」と指示をしました。

 武道を終わってから、交番に行くと後輩が居なかったので慌てたのですが、隣の署の交番で「預かっているで。」と電話があり、反対の電車に乗って保護されていた警察官を迎えに行きました。

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