以前も同じようなことを記載したかと思いますが、人事異動で新しく上司となった方もおられるでしょうから、少し触れてみたいと思います。
自分の子供が何か道を踏み外したときに親は「下手を売らされた。」と思うことはないでしょう。それと同じことなのですが、部下が何か失敗や間違いをしたときに上司が「下手を売らされた。」と思うことはどうでしょうか。私は間違っていると思いますし、そのように思ったことはありません。
なぜ部下が失敗をしたのか。なぜ部下が間違ったことをしたのか。それはきっと上司が気づいてあげることが出来なかったせいではないでしょうか。
仕事や上司に対して閉塞感を抱いていなかったか。なぜ風通しの良い職場作りをしなかったのか。何でも話し合える上司でいなかったのかと部下の失敗や間違いを見て、自分を振り返ってこそ、上司や幹部であり得るのだと思います。
不適正事案や不祥事案を起こしたものは「行為責任」を問われることになりますが、上司や幹部も同時に「監督責任」を負うことになります。
上司や幹部は、そのような監督責任を負うことに理不尽さを感じて「なんで私が責任を取らされるんや。」という感情になって「あいつに下手を売らされた。」という言動になるのだと思います。
たまたま、上司や幹部が「監督責任」を問われなかったときには「下手を売らされた。」と思うことなく、「当たり前や。」というその場限りの安堵感を得て満足するのではないでしょうか。
部下が失敗や間違いを犯したとき以上に、それを未然に防ぐことが出来なかったことや気づいてあげられなかったことを悔やむ上司や幹部でいて欲しいと思います。
気づいていて、感じていて、それを防いだり、助言指導できなかった上司や幹部は「監督責任」を問われることよりも部下の共犯者となり、「行為責任」さえも問われることとなります。
全警察職員が「ここで勤務していてよかった。」「また、一緒に仕事がしたい。」と思えるように職場環境を構築して欲しいと思いますし、幹部や上司は、そのような覚悟を持って勤務して欲しいと願っています。



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