警務課の次席であったころに、「時間外勤務の縮減」をするために、気づくたびに「早く帰ってね。」「はよ帰ろうデーやしな。」「早く帰らしてや。」と言っていました。
同僚である幹部からは、「次席は、早く帰れ帰れと言うけどやらないといけない仕事もあるんや。」という嫌味なのか苛立ちなのか文句を言われたことがありました。
ま、これが「時間外勤務の縮減」を求めている部署の幹部の考え方ですから、何をかいわんやという気持ちになりました。
時間外勤務が本当に必要であったのであれば、時間外勤務をすることもあるでしょう。しかしながら、時間外勤務とならないように、それも一週間で一日だけというのなら、縮減して、させないように計画して、指揮するのも、幹部の仕事でもあるのです。
時間内に仕事を終えるというのことはルールであって、それを平気で破るような職場は、もっと重大な事故を惹起することになります。
「それは違う。相手もあるのだから。」「締め切りというものがあるから。」とか「簡単に答えは出せない。」と言うでしょうが、それは言い訳にすぎません。
前回記載した身体の自由の例外である逮捕や交流には、「例外」だし、人を拘束するのに、「時間が無かったから。」「相手が話してくれなかった。」「簡単に答えが出せないから。」という言い訳が通用するでしょうか。
「時間の管理」というのは、幹部としての非常に重要な仕事の一部です。
捜査員にとっても、「時間の管理」は、重要な仕事となります。報告書や調書を作成するにあたっても、自分は、一時間に何枚書けるのかということを把握しておく必要があります。
人の話しを聞きながら、取調べをしながら、整理しながら、報告書や調書を作成するのですから、それなりの時間が費やされるのは当たり前です。
1時間に2枚しか書けないならば、1時間後に緊急逮捕状を請求するという時間の条件のもとでは、2枚で、十分な理由となる報告書や調書を作成しないければならないのです。
自分の能力を知るということや部下の能力を把握するということは、時間を管理するうえでは、非常に大切なツールとなることを知ってください。



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