今年は酷暑で、漸く一息つけるような季節になってきました。しかしながら、寒暖差も激しい季節なので、体温調整には十分にお気をつけてください。
「秋」と言えば紅葉なのでしょうが、もう少し寒くならないと紅葉に出会う機会はないと思います。
紅葉は、落葉樹がほとんどですから、杉や檜といった針葉樹では、紅葉にはなりません。家を建てるために伐採を行い、その後に杉や檜を植えても山は豊かにはなりません。
木の実がなることで、その実を獣たちが食べて、違う土地で排泄されて、芽を出し、落葉が地面の養分となります。その養分は、雨が降ることによって、川に流れ、海へと養分を運び、プランクトンが増え、海の生物の餌となるのです。
山と海は、一見、何のつながりもないようですが、山が豊かであってこそ、海も豊かになるのです。山が豊かでなくなると山の獣たちも餌を求めて、里に下りてくるようになります。自然も巡りめぐっているのです。
他人に優しくすることによって、それは、いつか自分が優しくされるのです。いつもいつも人に厳しく接しているようでは、自分にも、その厳しさが降りかかって来ます。
「因果応報」という言葉があれば、「情けは人の為ならず」という言葉もあります。それは、過去にそういうことがあったから、言葉として派生していったのです。
しかしながら、厳しさを否定しているわけではありません。
厳しい冬の寒さがあるからこそ、春の息吹や穏やかさを感じられますし、秋の夜長があるからこそ、温かい夜を過ごせるのです。また、夏の暑さがあるからこそ、涼しい木陰を求めるのです。
四季だけではなく、しとしとと雨が降るからこそ、菜種が育ち、梅雨があるからこそ、稲が育ちます。春夏秋冬は日本だけではありませんが、四季折々に触れ合うことが心を豊かにしているのです。
パソコンや机の書類に目を落とすだけではなく、たまには空を見上げたり、少し目線を上にして、山の緑や高い空を感じる余裕を持ってください。



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