聴講してくれた大学生は、女子学生をはじめとして、福岡や宮城、それに上海からも来ているということに驚きを禁じ得ませんでした。
これは、ひとえに、この大学で教鞭をとっている犯罪心理学の教授を慕い、あるいは教えを請うために、この大学に入学したということでした。
大学を選ぶのではなく、大学では何を学ぶのか、誰の教えを請うのかという選択肢によって、学ぶ場を選んだということなのです。
この師弟関係は、「採用」を考えるうえで、大いに参考になりました。
大学に行きたいという学生はたくさんいますが、やはり、「こんな勉強をしたい。」「こんな先生に師事したい。」という思いで、大学を選んだ学生を目の当たりにしたのです。
教授に師事している学生も、補講期間であるにもかかわらず、学生が中心となって、他の大学まで講義を聴きに行き、そして、私たちを迎えてくれ、講義についても、学生が構成などを生き生きと行っていたのです。
警察組織の採用も、「警察職員になりたい。」「警察職員になってくれ。」というのであれば、京都府警察でなくても、他府県警察でも良いじゃないかということになります。
京都府警察には、「他府県警察にはないこんな部門がある。」「この課はどこの警察よりも先端をいっている。」という京都府警察にしかない特色を前面に出しながら、「京都府警察には、こんな人が、こんなことをしている。」ということを紹介してみて、警察職員を目指す人に、「こんな人と一緒に仕事がしたい。してみたい。」という思いを抱いてもらう必要があるのです。
当然ながら、警察の仕事は、47都道府県どこも同じだと思います。しかしながら、漠然と警察の仕事を紹介するのではなく、個人のレベルまで掘り下げて、「こんな仕事が出来るんだ。」「こんな人たちと一緒に仕事がしたい。」ということを学生たちに訴えていかなければなりません。
いろいろな目標を持って、いろいろな人生があるでしょう。そこに達成感を得られるものが出来たのであれば、しんどくても辛くても、「楽しかった。」とか「楽しい」仕事が出来るのだと思いたいです。



コメント