Eva(公益財団法人動物環境・福祉協会Eva)

教養

指導

 以前にも記載したことですが、「報告・連絡・相談」というものは、上司が部下に求めるものではなく、部下が上司に自発的に行うものです。

 上司が部下に対して、「報告が無かった。」「連絡が無い。」と嘆いたり、非違事案や不適正事案が発生してから、「どうして相談してくれなかったんだ。」というのは、単なる上司の思い込みです。

 上司は、「なぜ、報告や連絡が無かったのだろうか。」と考える前に、「自分はそれだけの上司だった。」と恥ずべきことだと思います。非違事案や不適正事案が起こったときに、「どうして声を掛けてやれなかったのか。」と反省すべきことだと思います。

 「連帯感」や「絆の醸成」と言いますが、上司と部下の間に、信頼関係がなければ、「報告・連絡・相談」がしやすい職場が築けるはずもありません。

 「働きやすい職場環境の構築」や「業務改善」と、組織が声高に叫んでも、「報告・連絡・相談」がしやすい関係の構築や改善をしていかなければ、部下の気持ちを汲み取ることも出来ませんし、危険な現場に行くことを復命する部下も現れないでしょう。

 署長をしていたときに、首席監察官メモが出され、『貴方は、「職場で監察に関するどのような教育を受けているのか?」これは、本年、実施された各級昇任試験の面接において、受験者に行った質問の1つですが、十分に答えられなかった受験者が少なかったことが非常に残念です。』と記載されていたことがありました。

 教養は、資料を出して見てくれというものではありません。「心に響く教養」をするのなら、全警察職員が覚えているはずでしょう。心に響かない教養をしているのは、組織であって、警察職員に心に響かないことを嘆くよりも、それを恥ずかしいと思って、真に心に響く教養をするべきだと思います。

 監察の職務は、「非違事案等の調査をすることはもちろんですが、それを分析・検証して、現場が困難に思っていることや諦観していることを、本部の強い力によって、働きやすい職場環境を構築し、業務を改善していくこと。」に他ならないのです。

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