Eva(公益財団法人動物環境・福祉協会Eva)

けん銃使用

指導

おはようメール

 「言葉遣い」の投稿の中で、「おはようメール」に触れさせてもらいました。部下職員の勤務場所が離れていることから十分な指導教養が出来ないので、休務日以外は毎日送信していたことを記載しましたが「おはようメール」にはもうひとつ役目がありました。

 組織のランによる警察職員の個人のサーバーの容量は小さいために、「おはようメール」の未読が多くなるとメールが届かないために、送った者のところに「エラー」が表示されます。

 「おはようメール」が未読のままになっているということは、日ごろの指示や教養あるいは連絡が行き届いていないということにもなるのですが、それ以上に「読むことすら出来ない。」ということは、それほど業務が多忙となっていたり、精神的に余裕が無くなっているということを示唆しますので、エラーとなった職員に対して、上司を通じて声掛けをさせていました。

 職員を「孤独にさせない。」ために「気にかけて」というのが「メールの送信」であって、「エラー」を兆しとして「声掛け」をさせていたのです。

 人というのは、声を掛けてもらうことによって、自分はひとりじゃないんだ。自分も見てもらっているんだと思うものです。だからこそ、孤独にはさせないというために「おはようメール」を送信していたのですが、一方的に送信するだけでなく、アフターファローをも兼ねていたのです。

 幸いというか、「エラー」の多くが、単なる未読であったり、削除したもゴミ箱を空にしてなかったというだけでした。

けん銃使用

 過去、私自身が安易な考えで丸腰で現場に行って、けん銃を発砲されて対処に時間を要したという苦い経験をしているのですが、現場に「絶対」ということはありませんので、日ごろ、訓練で指導員から教わったことは実践できるようにしておいてください。

 一番お願いしたいことは、各活動単位で「けん銃を使用する場合」の取り決めや役割は必ずしておいてください。

 パトカー乗務員や交番、あるいは初動班にあっても複数で現場に向かくことがほとんどだと思いますが、その際、誰彼とけん銃を使用してしまうと「過剰防衛」どころか「不法な発砲」を問われることとなります。

 昔は、引き金部分に「安全ゴム」が施されており、けん銃の「あらかじめの取り出し」というものもありませんでした。しかしながら、警察官の殉職事案や受傷事故が増えたことによって規定が改められたものです。

 一度だけ、一緒に勤務したとことのある部下であった者の話です。私はこの部下であった者をいろいろな意味でリスペクトしていますが、その一端です。

 過去に強盗被疑者に対してけん銃を使用して苦い思い出を持っている警察官でしたが、彼は巡査部長となって、交番で勤務していたある日、刃物を持った被疑者に2人の部下が対峙している現場に遅れて行きました。

 けん銃のあらかじめの取り出しをしていた部下にけん銃を納めさせると同時に自分がけん銃を取り出し、被疑者との間にいたもうひとりの部下も下がらせて、けん銃を構えて警告をしたところ、被疑者は刃物を捨てて、逮捕することが出来たという事案でありました。

 過去に、けん銃を使用して苦い思い(他県ではライフルの使用によって精神を病んだ警察官もいます。)をしていながらも、冷静に判断して、上位者である自己がけん銃使用に責任を持つという姿に接して、私は、二回り近くも若い彼に刮目してしまいました。

 当時、表彰をつかさどる部署にいた私は、彼らを含めて適正なけん銃使用をした警察官を数件表彰を上申させていただきましたが、事件の重大性ではなく、けん銃の適正使用で本部長表彰をしているのは私が勤務していた警察だけです。

 彼とは一年しか一緒に仕事をしていませんが、表彰の日に部下と私を訪ねてきた寡黙な彼から「もう一度一緒に仕事がしたいです。」と言われたときは、思わず返す言葉も出ず声が詰まってしまいました。

 武器の使用に関しては、すべての警察職員に職務執行現場から生きて帰ってほしいと願っているからこそ、適正に使用してほしいと思います。

 

 

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