Eva(公益財団法人動物環境・福祉協会Eva)

気軽に聞けるのか

指導

 署長時代には、会議というものは、ほとんど省いてきましたが、それでも幹部を集めて話すときは、必ず、「分かったか。」とか「出来るか。」という問いかけはしないようにと指示していました。

 上司や先輩が、そのような問いかけをすると、その回答は、「分かりました。」や「出来ます。」というものしかないからです。

 「少し分からないことがあるけど。」「全然分からなかった。」「出来るとは思えない。」などという気持ちがあっても、それを飲み込んで「分かりました。」「出来ます。」という答え方をしてしまうのです。

 それは、信頼関係や絆とは少し違って、反論したり、問いかけたりすると迷惑がかかるかもしれない、手を煩わせるかもしれないなどという遠慮や気遣いが含まれている場合もあるのです。

 聞いた上司や先輩は、「分かりました。」「出来ます。」と返事が返ってきているので、「分かっているんだ。」「出来るんだ。」と納得して、次の仕事に移ったり、仕事を任せたりします。

 しかしながら、何度やっても、数か月経っても、「分からない。」し、「出来ない。」ということになります。

 すると上司や先輩は、「分かったって言うたやないか。」「出来るって言うたやろ。」と部下や後輩を叱りつけることになります。

 部下や後輩は、ますます委縮してしまい、分からないまま、仕事を進めようとして大きな失敗をしたり、書類を隠したりしてしまうことになります。

 そこまでいたらなくても、𠮟りつける上司や先輩は、「パワハラ」を惹起して、後輩や部下は、「パワハラ」の被害に遭うことになります。

 後輩や部下には、仕事の内容やポイントを理解してもらい、60%進捗すれば、それは100点であり、褒めてあげてから、足りない部分を指導すれば足りるのです。

 仕事の理解や進捗を確認する場合は、的確に指示するとともに、してみせる必要もありますし、少しでも出来たら褒めてあげることも忘れてはなりません。

 部下や後輩が発言し易いような問いかけを行うことも大切で、「分かったか。」「出来るか。」という紋切り型ではなく、「何が足らないと思わないか。」「何が入ったら良いと思う。」という部下や後輩が発言しやすい問いかけをすることが大切です(次に続きます。)。

 

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