Eva(公益財団法人動物環境・福祉協会Eva)

嫌な言葉

指導

 もう、何度か記載していますので、聞き飽きているかもしれませんが、懲りずにもう少し書いてみたいと思います。

 警察の、組織の幹部といわれる者になってから、聞く言葉の中で、一番嫌いな言葉は、「部下に下手を売らされた。」という幹部の言葉です。

 それも堂々と口にする幹部がいることに辟易とし、言葉は汚いかもしれませんが、唾棄すべきものであり、反吐が出ます。

 その幹部の上司に言わせると、「あいつも大変なんや。」と擁護していましたが、その言葉を言った幹部よりも、大変なのは部下に間違いないのです。

 優秀と言われる幹部であっても、それは上司から見て、評価が高いのかもしれませんが、部下はそう思っていないことは多々あるのです。

 仕事が出来ることを優秀というのであれば、その仕事の出来栄えは部下の犠牲に成り立っていることもあります。

 優秀かも知れませんが、幹部の仕事の中には、「部下を育てる。」という仕事もあるのです。

 自分がいろいろとやってきたかもしれない。いろいろと出来るかもしれない。だからと言って、自分のように部下が出来るとは限りません。それを自分が出来るから部下も出来るだろうという態度で日常的に接して来たとしたなら、上司に対して部下が相談できるでしょうか。

 何かあったなら部下に責任転嫁をするように、「部下に下手を売らされた。」と言う。

 部下が下手を売るようにさせたのは誰なのか。だめなやつなら出来るやつにしようとしなかったのは誰なのか。そんな言葉を吐く前に自分の不甲斐なさを恥じるべきではないのか。

 部下が非違事案に走る前に、部下が失敗して職を去る前に、どうして気づいてやれなかったのだろう。どうして幹部面して、今座っているのだろうとやるせない思いにならなかったのか。

 私自身、直属の部下が非違事案を起こしたとき、主管課の取調べを否認し、監察の退職勧告も飲まなかった部下と接し、私自身がその部下から自供を引き出し、退職届を提出させたことがあり、その後の部下の人生にも関与してきました。

 私自身がしてきたからというのではなく、その覚悟と責任が無いのであれば、幹部になるべきではありません。

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