警察組織に長い間いると、警察組織の中で行われていることが世間の一般的なことで、常識だと勘違いしていることがあります。
本来であれば、それを検証、分析して、是正すべき点は是正していかなければならないのですが、上意下達という間違った命令となって伝達されることが多々あります。
ときには、「上位者の意向だ。」と言って、従うことを強制するような言動も見受けられますが、いつも記載しているとおり、指示する者には、それなりの覚悟と責任が伴いますので、おかしいことはおかしいと言える幹部でなければなりません。
選挙違反の一形態に「公務員の地位利用」というものがあります。給与の増減に関する権限や人事に関する権限を持ったものが、その地位を利用して、部下に対して、選挙運動を行わせたり、投票を勧誘する形態を「内部影響力型」と言います。
「公務員の地位利用」の違反は、選挙の公正を担保するという公益保護を理由に規定されていますが、上位者の意向を持って、指示をすることは、同じように「地位の濫用」だと考えます。
もう10数年前になりますが、新聞のコラムに不祥事が多い会社の特徴として、2つあげられていました。
ひとつは、「女性の職員が少ない。」
ふたつは、「超過勤務が多い。」
でした。
「女性の職員が少ない。」というのは、男性側の論理が一般的になってしまい、女性の認識や常識からずれてしまうということです。
「超過勤務が多い。」というのは、時間内に仕事をするのがルールですから、そのルールを逸脱するのが、「超過勤務」です。それを平然と行っているというのは、平然とルールを破るということにつながるのです。
警察組織内で、まかり通っている常識や論理は、一般人からすると非常識そのものであることになるのです。
おかしいことは、おかしいと言える風土を作らない限り、警察という組織は、いつか瓦解するのではないと思います。



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