Eva(公益財団法人動物環境・福祉協会Eva)

言い訳

組織

 そもそもVチューバーを作成された方が女性であり、今では親御さんとなられた年代の方に人気があったかつてのアニメの主人公とさほど変わりがあるようには思えません。

 Vチューバーを作成された芸能事務所は、千葉県警が動画を削除してからも独自で活動をされていたみたいで、インターネット上では、有志が千葉県警に抗議した全国フェミニスト議員連盟に申し入れをしようとする署名が数万以上集まったようでした。

 議連は「動画の掲載も削除も千葉県警によるもの」としているが、まさしくそのとおりであると思います。抗議を受けたから「動画を削除します。」というのは、抗議してきた「性的対象物として強調している。」ということを是認していることに等しいものであり、千葉県警は「説明」して、動画は続けるべきであったのです。

 組織の体質としては、松戸署に対して「なんてことしてくれたんや。すぐに動画を削除せんかい。」と命令したのでしょうし、それは警察本部の意向として署長に伝わって、動画を削除させたものと思いますが、そこはしっかりと「現場警察職員の思いで作成した動画です。」「動画は地域の人たちのお金で作成されたものです。削除を一方的には出来ません。」と本部にいうべきだったと思いますし、せめて「地域に人たちの同意」を得てから動画を削除するべきだったと思います。

 新聞報道によると東海大の教授は「なんとなく面白そうだと思ってVチューバーを起用し、抗議を受けたからやめたというのであれば、製作者に失礼だ。」とコメントしているが、失礼なのは東海大の教授のほうであろう。

 「死亡事故抑止」という人の生命に関するものに対して「なんとなく面白そうだから」などという短絡的な発想で現場の警察職員はVチューバーを起用するのではなく、真剣に考えて、どうしたら一般の方々が「事故防止」について取り組んでくれるだろうか、どうやったらその思いが伝わるだろうかということを考えながら取り組んでいることを全く分かっていない。

 私もかつて署長時代、同じようにポスターによる広報啓発活動について、十分な調査をしないままの週刊誌で歪曲された報道をされてしまい、上司である警務部長から「ポスターを配布するな。」という命令を受けましたが、受け付けませんでした。

 「これ以上炎上したらどうするんだ。」というのが警務部長の言い分だったのですが、全くやましいこともなく、部下の発案から実施したものでもあり、地元の賛同も得ていますので受け入れる理由は全くありません。

 地元は「正々堂々と掲示したらよい。」という人たちばかりでしたし、記事のコメントのほとんどは「何が悪いねん。」というものでした。当然ながら私に対する警察本部のトップや警務部長の評価は低くなりましたが、上司の評価を得るために仕事をしているわけではありません。

 「死亡事故を抑止する。」「交通事故による悲しみを作らない。」ために行うのであって、有名な芸能人を呼んで、高いギャラを払って交通事故防止活動を行うよりも、地元の人にお願いして、交通事故防止に一役買ってもらうということのほうが大切であり、本質であると思います。

 報道や世間の目が「動画を削除した」千葉県警に向くと、千葉県警は、また「炎上すること」を避けたのか、「(Vチューバーを制作した)事務所とは契約はまだ切れていませんので」という訳の分からないコメントをしています。

 警察組織の欠陥の最大は「意見を聞かない。」ということです。現場警察職員の思いや地元の人たちの話を聞いて判断するのではなく、事なかれ主義による「とりあえずやめさせろ」という安易な判断を一部の者が強権をもって行うことが問題なのです。

 「自分を信じる」という投稿で触れさせてもらいましたが、「真の自信が無く、外部からのショックに過敏に反応して、男らしさを誇示しようとする指導者ほど致命的な失敗を犯す。」という組織が問題なのです。

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました