外国においては、宗教上の理由から戦争が起こったりしていますが、日本においても、かつてはキリスト教を弾圧する施策が行われてたり、廃仏毀釈を行ったのも、つい先ごろである明治政府です。
神仏融合であった祇園舎の歴史については、多くの方が知っておられるでしょうが、明治維新後に祇園舎は牛頭大王を無視して、素戔嗚尊を祭神とした八坂神社へと変わっていきました。
そういう政治的な話しは別にして、日本人は古いものには「神」が宿り、どのようなものにも神がいるという八百万の神の信仰もあります。
現在の日本においては、正月には神社に参って、夏はお盆に帰省してお墓参り、宗教行事とはかけはなれていったハロウィンを楽しんで、クリスマスにはケーキを買って、プレゼントを贈るという外国人からは目が丸くなるような宗教観となっています。
通常の神社の拝礼は「ニ礼二拍手一礼」ですが、出雲大社は「二礼四拍手一礼」です。
これは、かくりごと(死後)の世界を統治している大国主命が祀られているからで、「四」は「死」を意味しているみたいですが、悪い意味ではなく、目に見えない縁などもかくりごとのおこないとされるので、縁結びも出来るのです。
また、多くの神社は注連縄(しめなわ)を編み始めた部分を右にしていますが、出雲大社は左となっており、これは、かくりごとの神様となったのだから、現世には出てこないようにという意味もあるみたいです。
手水の作法にも触れておきますと、通常は柄杓を右手に持って、水を汲んで、左手を洗い、柄杓を左手に持ち替えて右手を洗います。
次に左手で水を受け、口をすすぎ、また左手を洗い、最後に柄杓の柄に水が流れるように柄を立てて、洗い、柄杓を元の位置に送ますが、水は最初に汲んだ水で全てを行わなければなりません。
また、神社の参道の中央は、神様が歩かれる場所ですから、参拝者は端を歩くようにするのも一つの作法ではありますが、あまり気にする必要はないと思います。



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