仕事というのは警察だけではないのですが、しんどくて辛いことが多いと思います。
遺失拾得の窓口でも、遺失した者が「探せ」と警察職員に詰め寄る場面もあり、何度か担当者が涙する現場にも立ち会ってきています。
他人にとっては取るに足らない悩みかもしれません。人にはそれぞれ悩みがあって誰かに相談したり、手助けしてもらったりして解決出来るものがあります。ひとりで悩んでも何とか解決できるものがあるかもしれません。
それでも、どうしても解決出来ないものがあったらどうしたらよいのでしょうか。
私も「この先どうなるんだろう。」「これからどうしたら良いのだろう。」と思ったこともありますし、涙したこともあります。本当につらい時期もありました。今でも、ふとその日々を思い出すこともあります。
考えてもどうしようもないことなら考えないようにするしかありませんし、解決できないものをいつまでも考えても好転することはないでしょう。
ただ、同僚や仲間をひとりにするということはしないで欲しいと思います。相談してきたり、見かけたときにはその人が助けを求めているのですから。
言い古された言葉ですが、「一期一会」という言葉は、元々、茶道の心得から生まれたもので、「一期」は仏教用語であり、人が生まれてから亡くなるまでの間を意味し、「一会」は、法要などでの人の集まりを意味しています。
本来の意味は、「茶会に臨む際は、その機会は一生に一度のものと心得て、主客とともに誠意を尽くせ。」というもので、ある種の覚悟の形なのだと思います。
私自身は、人と出会った機会は二度となく、大切にしようという意味で使ってきました。
「とき」というのは、世の中で唯一平等であって、誰にでもおとずれるものです。過去から未来という「時間」とは違って、同じ時間や同じ機会を共用して過ごすのが「とき」であると思うのです。
「とき」は「チャンス」と同じで、そのチャンスをつかみ取るか否かはその人が「チャンス」を「チャンス」ととらえて「二度と無い」と思うことが必須だと思います。
人との出会いはたくさんありますが、一緒に過ごす時間がたくさんあると思っていると無為に時間が経ってしまし、「二度と無い」と思うと「とき」になってくるのだと思うのです。
職場で出会ったことはひとつのきっかけですから、またいろいろな人と出会い、いろいろなことを経験して、そこから夢を叶えたり、生きる糧を得たり、生きる力となって欲しいとも思います。



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