「兵站(へいたん)」とは、一般に戦争において、作戦を行う部隊の移動と支援を計画し、または実施する活動を指す用語で、具体的には物資の配給や整備、兵員の展開や衛生、施設の構築や維持などがあり、一般的には後方支援業務の一環とされていますし、素人は「戦略」を語り、プロは「兵站」を語るとも言われています。
これは警察活動でも言えることであって、警務や会計あるいは留置管理というところは、まさしく警察職員が前線で活動できるように配置を計画し、必要な装備資機材の確保などをして、さらには健康管理などを実施しています。
ややもすれば「捜査をしているものが偉い」という考えになりがちですし、兵站業務を蔑ろではないですが、軽くみるような風潮も私たちの組織には見受けられますし、一方で、兵站業務ではあるものの、人事、給与、組織を握っている部署がわが物顔で仕事をしていることに接したこともあります。
広域緊急援助隊の検視班には遺族対策班が含まれており、刑事部と総警務部から人員を差し出すことになっていましたが、東日本大震災の発生に際しては、従来の態勢では間に合わなく、総警務部の係長には遺族対策要員として、2度出動してもらいました。
その中において、「2度も行きたくありません。」という係長が居て、それがその係長の警察官としての思いであるのなら行かせる必要は無いと判断して、二度目の派遣には入れませんでした。
署においても、「私は捜査しているのだから武道なんて出られなくても当たり前だ。」「武道は若い者だけがやっていれば良いんだ。」「私は捜査で忙しいのだから装備や時間管理は他の者がやって当たり前だ。」という態度の方もたくさん見受けられます。
他人の仕事を理解しないまま、自分がしている仕事を中心に考えたり、易きに流れるとそのような言動になったり、思い込んでしますのかも知れませんが、忙しいのはあなただけではありませんし、ただ単に時間の管理やタイムスケジュール、工程を立てることが出来ないだけだと思います。
自分がされたときや、そのような立場になったときには、文句や不平を言うのに、自部がしたときやそのような立場にいないときはそれくらい当たり前だろうという考え方を持つことは心が貧しいというのか、警察職員には必要ないと思います。



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