警察官を拝命すると初めての勤務は、地域警察官となって、「交番」での勤務になります。地域警察官としては「基本勤務の徹底」を叩き込まれることとなるのですが、ややもすれば逸脱していくことが多くなってきます。
なぜ、基本勤務を徹底しなければならないのかというと、「警らをする」「見張りをする」「立番をする」ということが、府民に姿を見せることになるということなのです。また、立番や見張りをする際には、いつでも外に出られるように態勢を取っておかなければなりません。
無線による指令が入ってから、交番に鍵をかけて出るようではリスポンスタイムの短縮は出来ません。また受令機を聞いているからこそ指令が無くてもいち早く駆け付けることが出来ます。
基本勤務を励行することが「警察官の姿を見せる活動」となるのであって、その結果が「街頭活動の強化」につながり、「リスポンスタイムの短縮」となります。
「街頭活動の強化」をするためには「警察官の姿を見せる活動」をしなければなりません。「警察官の姿を見せる活動」をするためにはどうしたら良いのでしょうか。
そんなことは分かっている。警察官を街頭に出したら良いのだ。というでしょう。しかしながら地域警察官が街頭に出られない理由が多く存在するのです。
書類作成時間を短縮したり、無くしたりしたら良いのですが、実際は多くの地域警察官が書類作成に時間を割かれているのが現状だと思います。だからこそ、上司や捜査経験者などが書類作成に当たったり、指揮をしたりと考えなければならないことがたくさん生じるのです。考えましょう。
最後にもうひとつ。実際に見えない警察官の姿を見せる、つまり思い描かせるにはどうしたら良いでしょうか。
多くの府民の家庭は、朝に出勤してから夜に帰ってくる方が多いでしょうし、夜間は寝ておられると思います。その時間に犯罪が発生して、警戒活動や検挙活動をしていても、その活動は府民が見ていないことが多く、防犯メールや風聞で犯罪発生の話しを聞くと不安感が増すかもしれません。
どうしたら警察官の姿を見せられるのか、そうです。パトロールカードです。
犯罪が発生した現場の周りのご家庭に対して、「〇〇警戒に来ました。〇〇交番 〇〇」と記載したパトロールカードをポストに投函することによって、府民が新聞や送付物を確認したときに見えない警察官の姿が見えることとなるのです。



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