Eva(公益財団法人動物環境・福祉協会Eva)

潰すな

組織

 先日の記述と似たような話しになるのですが、署長時代にお願いしていた話しです。

 私は、いろいろな部門を経験して、それなりの施策や捜査をしてきましたから、大抵のことには臆せずに仕事をしてきました。

 しかしながら、私が出来たからと言って、他の警察職員が同じように出来るかというとそうではないのです。いつも話していたのですが、ウサイン・ボルトが100メートルを9秒台で走るからと行って、誰もが走られるかというとそれは不可能だと思いますし、練習さえも無理だと思います。

 「俺が出来たからお前も出来るだろう。」「みんなしてきたからやったらええんや。」では絶対に教えを請うた者は上達しません。

 良く考えてください。いろいろな能力に長けていたなら、おそらくは警察職員にはなっていない方が大半だと思います。警察職員の能力は、どんぐりの背比べみたいなものです。

 他の者よりも経験があったり、長く生きて来たり、だからちょっと秀でているくらいのものです。

 出来る者は出来ない者を導いてあげたら良いことですし、出来ない者は教えてもらったら良いだけです。

 仕事を続けていくうえで何が大切かを考えてください。

 私は「おもしろおかしく」という意味ではない、「楽しく」仕事をして欲しいと思います。そのためには出勤するときには署や本部の中に入って来て欲しいと思いますし、制服に着替えたら更衣室から出てきて欲しいのです。「それくらい当たり前」と思うかもしれませんが、仕事が楽しくなければ、先ず仕事に行こうとしません。

 でも仕事ですから、たまには行きたくないこともあるでしょう。そこは少し休憩してもらっても良いと思います。少し休憩してみて、「また一緒に仕事がしたいな。」「その仕事をもう少しやってみたいな。」という気持ちが沸いてきたら、また署や本部の中に入って来て欲しいと思います。

 「一緒に仕事がしたい。」という仲間がいる職場であって欲しいと心から思います。

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